結婚相談所の仮交際って何をするの?

結婚相談所で活動を始めると、「仮交際」という言葉が出てきます。

お見合いをして、お互いに「もう一度会ってみたい」となったら仮交際がスタートします。

この仮交際について、

「仮交際は友達のような期間で、真剣交際になったら恋人」

と説明されることがあります。

ルール上、仮交際はまだお相手を一人に決めている段階ではありませんし、恋人同士という関係でもありません。

ですので、「友達に近い関係」という説明は、間違っているわけではないと思います。

ただ、私は仮交際を「ただの友達期間」とは考えていません。

これはどちらが正しい、間違っているという話ではなく、カウンセラーによっても考え方はいろいろありますし、会員様の性格や恋愛経験によっても進め方は変わります。

そのうえで、私はこんなふうに考えています。

女性の気持ちは、そんなに簡単に切り替わらないと思うんです…

お見合いをして、1回目のデート、2回目、3回目。

しかも最初は短時間のデートで・・・まだ数えるほどしか会っていないお相手です。

その間をずっと「友達として楽しく過ごしましょう」として、

真剣交際に入った瞬間に、「では今日から恋人です。結婚に向けた話をしていきましょう」

と言われましても・・・戸惑いませんか?

女性の気持ちはそんなに簡単に切り替わるものではないですよね。

特に、恋愛経験が少ない方や慎重な女性は、

「嫌ではないけれど、好きかどうかはまだ分からない」

「良い人だと思うけれど、恋愛感情と言われると分からない」

ということがよくあります。

それはおかしなことではありません。

人を好きになるスピードは、それぞれ違います。
そして「好きになる」って、ドキドキしたりする感情ばかりではないのです。

だからこそ、私は仮交際の間から少しずつ関係を作っていくことが大切じゃないかなと思っています。

仮交際は「結婚相手としてどうなのかを知っていく時間」

結婚相談所で探しているのは、友達ではなく、これから人生を一緒に歩んでいくパートナーです。

だからといって最初のデートから、

「貯金はどれくらいありますか?」

「親との同居は?」

「家事は何を担当できますか?」など、条件確認ばかりするということではありません。

最初は一緒にご飯を食べたり、出かけたり、たわいもない話をしながら、

「この人といると落ち着くかな」

「ちゃんと私の話を聞いてくれる人かな」

「一緒にいて無理をしていないかな」

そんなところを感じていけばいいと思います。

そして会う回数が増えてきたら、

仕事についてどう考えているのか。

休日はどんなふうに過ごしたいのか。

家族との関係。

住む場所。

結婚したらどんな家庭にしたいのか。

お金や子どもについてどう考えているのか。

少しずつ、その人の価値観にも触れていく。

楽しい時間を過ごすことと、結婚相手として相手を知ること。

その両方が仮交際には必要だと私は思っています。

「好きか分からない」は、お断りとは違う

面談をしていると、「まだ好きかどうか分かりません」

という言葉をよく聞きます。

でも私は、数回会っただけで「好き」とはっきり分からなくてもいいと思っています。

それよりも、

「また会ってみたいと思うか」

「もう少しこの人を知りたいと思うか」

「一緒にいる時の自分はどう感じているか」

一緒にいる時の自分を自分が好きだと思えるか?
一緒にいる時、背伸びしたり無理したりしていないか?

そんなところを確認したいです。

明らかに違和感がある・・・

あまり会いたいと思えない・・・

そう思うのであれば、無理に続ける必要はありません。

でも、

「まだよく分からない」

「悪くはないんだけど……」

「もう一度くらい会ってみてもいいかな」

という状態なら、もう少し会ってみてもいいのではないでしょうか?

1時間のお見合いと数回のデートだけでは、まだ見えていない部分もたくさんありますからね。

今は好きとは言い切れなくても、好きになれそうかどうか・・・その感覚でいいと思います。

真剣交際は、突然始まるものではなく、その延長線上にあるもの

仮交際は友達、真剣交際になったら恋人。
そんなふうに、きれいに線を引けるものではないと思っています。

仮交際の間に何度か会って、いろんな話をして。

「あ、この人といると楽かも」

「思っていたより話しやすいな」

「もう少しこの人のことを知りたいな」

そんな気持ちが少しずつ出てきて、その先に真剣交際がある。

私はそんなイメージなんですよね。

もちろん、進み方は人それぞれです。

3回会ったら気持ちが決まる人もいれば、もう少し時間が必要な人もいます。

恋愛経験がある人と、ほとんどない人とでも違います。

なので、「3回会ったから、そろそろ真剣交際ね」みたいに、回数だけで決めるのはちょっと違うかなと思っています。

逆に「仮交際だから、まだそんな話はしなくていいよ」と、結婚の話をずっと避けてしまうのも違うと思います。

結婚する相手を探しているんですから、少しずつでいいので、その人の考え方や将来の話にも触れていった方がいいと思うんです。

結婚相談所には一定のルールがありますが、ルール通りに進めたら気持ちまでついてくるかというと、そんな簡単なものでもないですよね。

同じ出来事があったとしても受け取り方は人それぞれです。

だから私は、その方が今どんな気持ちなのかを確認しながら、

「じゃあ次は、こんなことを聞いてみようか」

「もう一度会ってみて、それから考えてもいいんじゃない?」

そんなふうに、会員様と一緒に考えていきたいと思っています。

婚活ですから、結婚という目的はちゃんと持って進む。

でも、焦って気持ちを置いていかない。

それを一緒に考えていくのが、カウンセラーの仕事なんじゃないかなと私は思っています。

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